冷酷な彼は孤独な獣医
「ねぇ龍?」


2階へ行くと、龍は昼食の準備をしている。


「あぁ?」


「あのねっ、今度の休みに結奈ちゃんと飲みに行く事になったんだぁ」


「あまり飲み過ぎるなよ。

お前の酒乱が原因で、結奈が病院を辞めると悪いからな!」



えっ…今、結奈って……


「…………」


「聞いてるのか?」


「……聞いてるよ」


「ほら酒乱!これをテーブルに運べ!」


「酒乱って呼ばないでよ!

ちゃんと名前で呼んでよ!」


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