冷酷な彼は孤独な獣医
「さぁーな」


「何処に居るんだ!!」


「知らない」


「早く言え!」


龍はソファーから体を起こすと、下から兄をにらみつける。


「居場所を知ってたらとっくに言ってるよ。

こんな面倒なやりとり、一分でも長くやっていたくないからなぁ。

わかったら出て行け!邪魔だ!」


すると兄は、龍の胸ぐらを掴み、

龍をソファーから立たせる。



あっ!


「おい龍我!!テメェーふざけんな!!」


「いちいちデカい声出すな。ゲス野郎」


ちょっと龍!


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