冷酷な彼は孤独な獣医
「お前、親に連絡したか?」


「えっ?」


「早めにしろよ」


「あぁ……うん……」


っていうか、あたしの話聞いてなかったでしょ!


「それと、お前の家、車を止めるところはあるか?」


「あるよ。あるけど、龍のあんな大きな車は止められないよ」


「そっか。じゃあ、電車で行くか」



夕飯を食べ終わると、龍は音楽をかける。


そして冷蔵庫からワインを取り出すと、

ボトルとグラスを持ってソファーに座る。

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