LOVE・ホテルに行こう。
「これ、飲んで下さい。少しは気分良くなるかも」
ミネラルウォーターを差し出し私の隣に座った。
飲もうとしない私にボトルを取り蓋を開けもう一度私の手に持たせた。
一口、二口、ゴクゴクと飲む。
「少しは気分良くなればいいんですけど」
田村君の優しい行動と言葉に大丈夫じゃないって言った自分にチョッピリの罪悪感を感じて
もう大丈夫だよ。ありがとね。
そう言おうとしたら
田村君の携帯から着信音が鳴った。
「――――悪ぃ。――あー。ちょっと飲みすぎた。あー、ちがうよ。――――三次会、頼んだ。―――おー、お疲れ」
携帯をポケットに入れながら
「水沢からでした。三次会、水沢に頼んだんで」
頼んだから?
その後はなんて言葉が続くの?
「木崎さん、大丈夫ですか?歩けます?」
うん、もう平気。
ありがとね、心配してくれて。
心ではそう言おうと思ってた。
…だけど
「…大丈夫…じゃない。…ちょっと…横になりたい」
口から出たのは違う言葉だった。
ミネラルウォーターを差し出し私の隣に座った。
飲もうとしない私にボトルを取り蓋を開けもう一度私の手に持たせた。
一口、二口、ゴクゴクと飲む。
「少しは気分良くなればいいんですけど」
田村君の優しい行動と言葉に大丈夫じゃないって言った自分にチョッピリの罪悪感を感じて
もう大丈夫だよ。ありがとね。
そう言おうとしたら
田村君の携帯から着信音が鳴った。
「――――悪ぃ。――あー。ちょっと飲みすぎた。あー、ちがうよ。――――三次会、頼んだ。―――おー、お疲れ」
携帯をポケットに入れながら
「水沢からでした。三次会、水沢に頼んだんで」
頼んだから?
その後はなんて言葉が続くの?
「木崎さん、大丈夫ですか?歩けます?」
うん、もう平気。
ありがとね、心配してくれて。
心ではそう言おうと思ってた。
…だけど
「…大丈夫…じゃない。…ちょっと…横になりたい」
口から出たのは違う言葉だった。