LOVE・ホテルに行こう。
唇を離して再び、田村君を見つめる。


「…私とじゃ…イヤ?」


驚いた顔を今もしてる。


バカな事しちゃったかも…。
戸惑ってる田村君の顔を見て冷静になってきた。


「…ごめんっ」


早口で謝りの言葉を言ったが同時に田村君の唇が私の唇に重なる。


私のキスとは比べ物にならないくらいの甘ったるいキス。


田村君の手が私の洋服に触れ肌を露にしていく。


止まらないキス。


ワイシャツを脱いで私の前に裸をさらした。


ベッドの真ん中に連れて行き上から私を見る。
ほんのり頬が紅くなってるのはライトのせいかな。


「…体、大丈夫‥…ですか?」


私の体を気遣い聞いてくる。


先輩と後輩。


その関係がこの状況でも出ている田村君に軽く笑みを浮かべ


「…大丈夫だよ」


「…俺で…いいんですか?」


重ねて質問してくる田村君。


無言で両腕を田村君の首にまわす。


「俺…もう、我慢出来ない」


それがスタートの合図。


田村君の唇と手が私の体を滑り落ちて行く。


快楽を求めた訳じゃない。


人肌恋しかった。
確かにそこには私が求めてた人肌の温かさがあった。




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