LOVE・ホテルに行こう。
「今日、どこか行く?」
朝遅く起きてコーヒーとトーストの朝食を食べながら圭吾が言ってきた。
やっぱり昨日、ベッドまで運んだのは圭吾だった。美久、寝ぼけてたから覚えてないかもと言われ思い出そうとするが全く思い出せなかった。
「うーん、どうしよっか」
電車に1時間揺られ水族館に来た。
久しぶりの水族館。4、5年ぶりかな、前回来たときより綺麗になってる。改装したのかな。
「イルカショー、3時からだって」
「絶対、見ようね。楽しみ」
お昼御飯を軽く済ませお昼過ぎにマンションを出てきた。今の時間は2時20分。
「行こっか」
入場料を払って中に入る。
自分の分は出すよって言ったのに頑として自分が出すと聞かなかった圭吾。
デートだから男が払うって思ってんのかな。
こう言う男気、たまに見せる。
「こっちだよ」
館内の入り口に入りキョロキョロとしてた私に圭吾が言う。
うん?
手首を掴んでた圭吾の手が私の手のひらに落ちてきた。
って、ドキドキするじゃない。
「…デートだしいいよね?」
もしかして圭吾も照れてるの?
言い方がぎこちない。
「…デートだし…いっか」
人前で手を繋ぐってこんなに恥ずかしかったかな。自分達の事なんて興味なんてないのに見られてるみたいに過剰に意識してしまう。
でもいつの間にか当たり前になってる。
「圭吾、見てあっちクラゲだよ」
一ヶ所から動こうとしない圭吾を引っ張り誘導する。
繋いだ手を離す事はない。
「うぉ、すごいね。気持ち良さそう」
じっと水槽を見てる圭吾を私はチラチラと盗み見る。子供みたい。可愛い子供。
色んな圭吾が私の前に現れる。その度に驚いて嬉しくて…圭吾が好きだなって思う。
「美久、そろそろイルカショーの会場行く?」
「そうだね」
今度は圭吾が私を誘導する。
手が離れないように気づかれない程度に強く握る。今だけは恋人だから…いいよね、圭吾の一番近くに居ても。
朝遅く起きてコーヒーとトーストの朝食を食べながら圭吾が言ってきた。
やっぱり昨日、ベッドまで運んだのは圭吾だった。美久、寝ぼけてたから覚えてないかもと言われ思い出そうとするが全く思い出せなかった。
「うーん、どうしよっか」
電車に1時間揺られ水族館に来た。
久しぶりの水族館。4、5年ぶりかな、前回来たときより綺麗になってる。改装したのかな。
「イルカショー、3時からだって」
「絶対、見ようね。楽しみ」
お昼御飯を軽く済ませお昼過ぎにマンションを出てきた。今の時間は2時20分。
「行こっか」
入場料を払って中に入る。
自分の分は出すよって言ったのに頑として自分が出すと聞かなかった圭吾。
デートだから男が払うって思ってんのかな。
こう言う男気、たまに見せる。
「こっちだよ」
館内の入り口に入りキョロキョロとしてた私に圭吾が言う。
うん?
手首を掴んでた圭吾の手が私の手のひらに落ちてきた。
って、ドキドキするじゃない。
「…デートだしいいよね?」
もしかして圭吾も照れてるの?
言い方がぎこちない。
「…デートだし…いっか」
人前で手を繋ぐってこんなに恥ずかしかったかな。自分達の事なんて興味なんてないのに見られてるみたいに過剰に意識してしまう。
でもいつの間にか当たり前になってる。
「圭吾、見てあっちクラゲだよ」
一ヶ所から動こうとしない圭吾を引っ張り誘導する。
繋いだ手を離す事はない。
「うぉ、すごいね。気持ち良さそう」
じっと水槽を見てる圭吾を私はチラチラと盗み見る。子供みたい。可愛い子供。
色んな圭吾が私の前に現れる。その度に驚いて嬉しくて…圭吾が好きだなって思う。
「美久、そろそろイルカショーの会場行く?」
「そうだね」
今度は圭吾が私を誘導する。
手が離れないように気づかれない程度に強く握る。今だけは恋人だから…いいよね、圭吾の一番近くに居ても。