LOVE・ホテルに行こう。
11時過ぎに圭吾のマンションに着いた。


キッチンでお昼御飯を作っていた圭吾を手伝う。


「何、作るの?」


「チャーハンと酢豚にしようかなと思って」


「野菜切ればいい?」


圭吾に切り方を確認しながら酢豚の野菜を切り終わる。
圭吾が油通ししてる間にチャーハンの具を切る。


「ちょっと、大きすぎたかな?」


「ん?ちょうどいいよ。美久、冷蔵庫にご飯あるからレンジで温めてくれる?」


ジューッと音がしてケチャップと酢の匂いがしてきた。


「酢豚完了」


「卵、軽く混ぜるよ」


フライパンを温めてる圭吾に割った卵を渡す。


手際がいい圭吾の料理は早い。
出来上がった料理をテーブルに持っていく。


「肉、柔らかいね」


「味はどう?」


「ちょうどいい。美味しいよ」


満足げに食べてる圭吾の隣で箸を進めた。


ご飯を食べた後、ソファーに座り圭吾が借りてきていたDVDを見ていた。


いつもはテレビ見ながらもオシャベリしてくるのに今日は静かだった。


DVDに集中してるのかな。
前に座ってる圭吾の表情はわからなかった。


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