君が好き



もう、考えるのはやめよう。
ぐるぐるしてても疲れるだけだ。



夜になると考えてしまう癖、直らないかな...。


『まもなくー○番線に○○行きの列車が到着します。黄色い線まで下がってお待ちください。』




人が、たくさんいる。
今日もたくさんの人が色んな思いを抱えながら生きている。


「夕方だから流石に満員電車か...。」


車内は人で溢れていた。
時刻は5時を過ぎていた。
皆、この時間だから家に帰るのだろう。



(はやく、帰りたいな)



30分くらい電車に揺れてやっと地元の駅についた。
あの満員電車はいつもいつも好きじゃない。
きっとこれから先好きになることはないだろう。


< 13 / 62 >

この作品をシェア

pagetop