君が好き
自分で行ったことだから特に何も感じないがきっとこれと共に生きると考えると美智香はとても残忍な人なんだなと思ってしまう。
リストカット...。
それは世間からしたらきっと冷たい目で見るだろう。
だが、美智香はこれが無いと生きれないのだ。
生きてる感覚が味わえないのだ。
あの日以来おった傷はとても深く深くえぐれたような気持ちだった。
あとから押し寄せる恐怖感、絶望、苦しみは堪え難いものだ。
実感するのはじわじわと首を締めるように後からやってくる。
そう、失恋の傷。
大切だと思うたびに一緒にいた時間が長いだけ苦しみは比例する。