君が好き
学校は電車通学がだるいから歩いて30分のとこにした。
場所も割といいとこにある。
周りにはショッピングモールもあるし駅も学校から近い。
だから放課後は電車で渋谷まで行って遊んだり色々している。
学校につくとみんな下駄箱の前でわーわー騒いでる。
(..何組だろうか)
そう思いながらクラス表をみる。
(本川美智香は..っと。あ、あった。)
どうやら美智香は3組らしい。
クラスは1組から7組まであるから
周りは知らない人の名前ばかり。
1年の時の友達は居ないか探していると..
「美智香おはよーう!」
後ろを振り向くと1年の時に同じクラスで仲がよかった桜がいた。
「おはよう桜。」
「相変わらず朝はテンション低いね(笑)」
「治したいと思うけど仕方ない」
「まぁね(笑)」
桜は明るく毒舌で性格が悪いがさばさばしていて可愛くて好きだ。
居心地がいい。
「桜は何組なの?」
「あたしは..っと!3組だ〜」
「あ、じゃあ今年も一緒だね!」
「ほんと!?3年はクラス替えないから3年間同じクラスだね〜」
「ほんとだね!よかった(笑)」
そう、この桜岡高校は3年はクラス替えがないのだ。
だからある意味このクラス替えが重要になる。
楽しいクラスになるかつまらないクラスになるかがこれで決まるのだ。