小さな町の恋物語
「いらっしゃい!」店の奥から元気な声が聞こえてきた。そしてちょいと小太りなおばさんが出てきた。 「おばちゃん!久しぶりやね〜。俺、覚えとるね?」 「あら、もしかしてユウちゃんね?久しぶりやね〜。東京行ってから1度も帰って来んかったやろう?お母さん心配しとるよ。でも、良い男になって帰って来たね〜。おばちゃん嬉しかぁ!」とても嬉しそうに話すおばさんを見て僕も嬉しくなっていた。