once again
*1
「笑佳」
「ん?」
「…別れよ」
「んー…って、は?」
直汰は寂しそうに笑った。
「なんでよ」
「やっぱさ、俺らもう無理なんだよ」
「意味わかんないよ、なにが?」
「ごめん、笑佳…」
「わっけわかんない…直汰のばかっ!!」
そう言ってあたしは駆け出した。
しばらくして振り返ってみても
直汰は追っては来なかった。
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