once again


「うっうっ…直汰のばかぁぁぁーー!」

あたしは子どもみたいに泣きじゃくった。
金髪のギャルが泣くなんて
周りから見たらわけわかんないだろう。




本当は気づいてた。



いつからか2人の会話は減っていたこと。



いつからかいつも笑顔だった直汰が
笑わなくなっていたこと。



それでもいつか直汰と約束したこと、

あたしは信じてた。


『最後まで笑佳を守る』


もう君は忘れてしまったのだろうか。

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