向かい側のキミ

屋上なんて開いているわけもなく

空き教室に入った

「話して?」

「ん。」

それから昨日の事を話した。

第一声は
「脈ありじゃん!」
だった。

わたしはなぜか笑ってしまった。

南の明るい声に自分の悩みがちっぽけにみえてしまったんだ。



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