芸能人と恋に落ちました。
『ピーンポーン』
チャイムを押し蒼が出てくるのを待った
蒼が出てくるまでの間がすごく長く感じられた
「よう」
「久しぶり! 」
「とりあえず上がって」
「うん」
久しぶりの蒼に久しぶりの蒼の家
久しぶりだったけど蒼の家は何も変わっていなかった
「……」
久しぶりすぎて沈黙が流れる…何話せばいいのかわからないっ
どうしよう…
あっ,瑞貴に知られたこと報告しなくちゃ
「蒼,言わなくちゃいけないことがある」
「…何?」
私がそう言った瞬間声のトーンが下がった気がした
少し怖さを感じたけど言わないと
「あのね? 蒼とのこと「お前さ」
話してる途中に蒼に遮られてしまった
「なに? 」
いきなりのことにびっくりして戸惑った
それに蒼の目がいつもよりも冷たい
「他に男いんの?」
「…は? 」
「俺がいないから他の男に走んのか」
「なんの事? 」
「俺の友達が言ってたんだよ、お前が男と一緒に帰ってる所をみたって」