芸能人と恋に落ちました。
だから必死に恋蘭を私に近づけないようにしていた。私からしたらすごくありがたかった。
恋蘭には3年前の自分みたいに怖い思いをしてほしくないんだと思う
それに私も恋蘭に嫌われなくて済む
「未來、お疲れ様」
「ママ〜‼︎ 私もうお姉ちゃん? 」
「そうよお姉ちゃんよ」
「やったー! お名前は? 」
「名前か…蒼はどんな名前がいい? 」
「今回は未來に任せるよ。恋蘭の名前は俺が決めたしな」
「え? 私の名前パパが考えたの? 」
「そうだよ」
「じゃあ…こうくん」
「こう?」
「洸くん。由来は…光り輝いて欲しいから」
「うん…いい名前だな」
「洸? こーう! 今日から私がお姉ちゃんだよ! 」
恋蘭に姉弟ができた
恋蘭が洸に嬉しそうにそう言っている。
その光景を私と蒼の2人で見ていて…幸せすぎて涙が出てくる
「ありがとうな、未來」
「ん…」
蒼は私の頬に流れる涙を拭ってくれてそのままキスをした
「あっ! ママとパパチューしてるっ! 」
「えっ⁉︎ そ,そんなことしてない! 」
「恋蘭見ちゃったもん! ママ可愛い〜」
「恋蘭ー‼︎ 」
「おい、2人共!洸が泣き出しただろ?」
「ごめんなさいパパ」
「ごめん…」
「まったく母親としての自覚を持て!」
「はい…」
「…ふふっママ怒られてる」
「恋蘭っ「恋蘭!いい加減にしろ」
「…はい」
なにはともあれ私には守るべき存在の人ができた
それも家族という最高の宝物が
私に未来をくれた蒼
蒼がいなければ今の私はいない。
蒼には色々な迷惑をかけてきたね。
だけどいつも私の側にいてくれた。
そして私に恋蘭と洸っていう大切なものまで授けてくれたね。本当に感謝しているよ。
ありがとう…私に夢を与えてくれて。
私の夢を叶えてくれて。
私の夢
それは好きな人と幸せな家庭をつくること。
それともう一つ…私に夢ができた
それは…
ずっとこの幸せな家庭を守り続ける事!