芸能人と恋に落ちました。
「おはよ」
私の前の席に座ったのは聖奈
友夏の席だけどまだ友夏は来てないからと戸惑いもなく座る
「いやーそれにしてもすごいね」
「本当だよ…想像をはるかに上回ってる…」
廊下が溢れかえるなんて思ってもなかった
『パシャっ』
シャッター音がなってビックリして顔を上げると聖奈がカメラを向けていた
「こっち向いてー」
「楽しんでるでしょ」
「だって〜こんな事滅多にないじゃん」
フォローしてくれるって言ってたのに!
もう最悪
「そんな落ち込む事ないって。未來は何も悪い事してないんだもん。堂々としてなさいよっ」
「聖奈…」
「おっ! 未來の泣きそうな顔ゲット〜」
「ふざけないでよ‼︎ 」
一日中見張られているようで嫌だった悪夢の1日は終わって行った。
ーーそして土曜日
テレビ局に観覧に行った日は遅れちゃったけど今日は早く起きれた!
10時待ち合わせだけど余裕をもって7時に起きました‼︎
やればできる子じゃんっ!
うふふ…聖奈が驚いてる姿が目に浮かぶ
絶対驚かしてやるんだから!
とは言ってもやっぱり眠い…
7時は早すぎたかな?
まだ2時間はあるし…大丈夫
だいじょう…ぶ…
「未來,いつまで寝てるつもり⁉︎
聖奈ちゃんと遊びに行くんじゃないの? 」
ん…? まだそんなに時間経ってないよ
そんな急がなくても…
「起きなさいって! もう10時過ぎてるわよっ」
10時過ぎてる…10時過ぎてる⁉︎
「えっ! 今何時⁉︎」
am.10:03
「キャー‼︎ どうしよう! 」
3時間前に起きたのに! やっぱ寝ないほうがよかった‼︎
「はやく支度しなさい!
もうお母さん本当に恥ずかしいわ…」
ごめんっ! お母さん!
「いってきまーす! 」
「あっ,ちょっ‼︎ 」