芸能人と恋に落ちました。

未來は傘を持っていたけど多少は濡れていたし外も寒かったから風邪をひかないように風呂に入るように促した

もし熱でも出たら大変だもんな

一度は風呂場に向かった未來だがすぐに戻ってきた

理由を聞くと下着を持ってきていない。と

部屋着なら俺のを貸してやれるんだが生憎下着は持ち合わせていない

理由を聞いた時の未來は少し恥ずかしそうだった

下着を買いに行った未來はすぐに帰ってきて風呂に入った

俺は1人リビングでぼーっとテレビを観ていた



~2時間後~


あいつ…遅くね?

まだ出てこないのか?もう2時間も経ってるぞ…もしかして倒れてるとか

考え出したらキリがなく急いで風呂場に向かった


「おい!大丈夫か!?」

「キャー‼︎ なんですか⁉︎ 」


俺の問いかけに返事があったからほっとした


「お前2時間も風呂に入って何やってんだ!」

「ごめんなさい…ついウトウトしちゃって」


とりあえずはやくでた方がいい

ぶっ倒れたらどうする


「早く出てこい」

「はい」


若干呆れながらリビングに戻り未來が出てくるのを待った


『ガチャ…』


目の前のドアが開き恐れ入りながら入ってくる

それもちょこっと顔を出して

ヤバイ…可愛い

この感情を必死に抑えた


「お前風呂で寝るってなんだよ」

「ごめんなさい,眠くなっちゃって…」

「それでも風呂では寝るな、心配するだろ」

「…」


ん?未來と目が合わない

それに俺の問いかけに返事もしない

虚ろな目をしていて


「おい、聞いてんのか…」

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