スパイガール

って、そんなことを考えてる場合じゃねぇ。

なんでこいつが生徒会室にいるんだ?

まあいいや、聞いてみるか。

「小熊真弓ちゃん?だよね?」

「はい」

彼女は、小さい声で、答えた。


それより、一番の疑問をきかないと、

「どうしてここにいるの?」

と聞くと、彼女は、一番きいて欲しくなかった。みたいな顔をして、、戸惑いながら、答えた。

彼女の話によると、友達の鏡を探していたら、生徒会室が空いていて、入ったらしい。


「ふーん、そうなんだ」


それだけ答えると、彼女は、

「はい、それじゃあ、これで」

といい、この場を去った。
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