スパイガール
そして、休み時間になった。

私は、こっそり誰にも見つからないように生徒会室の鍵盗み、生徒会室に入った。

ある程度、生徒会室の見取り図は書けそうなくらい、生徒会室をみてまわったと思う。

「さてと、教室のどるか・・・」

教室へ戻ろうとすると、かちゃ。

扉を開けようとしたら、先に扉があいた。

「え?」

生徒会長だった、生徒会長はおどろいた様子で、声をもらした。

「君は、小熊真弓ちゃん?だよね」

会長が急に名前を呼ぶからびっくりした、それより会長に見つかった以上、どう、言い逃れをするか・・・。
と考えていると、

「真弓ちゃんは、なんでここにいるの?」

あー、なんでよりによって、それを聞くかな、ねー、会長さんよ?

「あ、え、えーっと、友達の鏡がなくなったみたいで、丁度、生徒会室があいていたので、あるかな?っとおもって・・・」

こういう言い訳しか出来なかった。

「ふーん、そうなんだ」

よかったー、なんとか信じてくれたみたい、でもこれ以上、関わると危険だ。


「はい、それじゃあ、これで」

私は、その場を後にした。


会長がずっと、私の事を見ていたことにもきづかないで。
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