スパイガール
「うん、大丈夫だよ。それでね、お母さんに認めてもらえたの。」

里樹は、ぱあっと顔を明るくして、喜んだ。

「まじで!?やばいすごく嬉しい。」


私も嬉しい。でも、

「里樹、聞いて。私達は認めてもらえたけど、お母さんに言われた事が一つあるんだ。」

「なんて言われたんだ?」

「私って、スパイでしょ!だから、今後、私が仕事をして行く上で私と里樹に危険な目に合うかもしれないの。だから、お互い傷つくんじゃないかな?」


里樹は、一呼吸おいて、口を開いた。
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