短編集‥*.°
・・・この前は叫んでごめん。
気が狂いそうだったんだ。
・・・今は大丈夫なのかって?
さあ、どうだろうね。
だって、今でも視界の端に幻の君は居座っているから。
・・・もう、そろそろ・・・
許してくれないかな・・・。
怒っているのは、
一ヶ月前のことだろう?
ごめん。
本当に、ごめん。
・・・え?──何に謝ってるんだって?
だから・・・一ヶ月のあのことだって、
言ってるじゃないか。
もしかして、覚えていないのか?
・・・僕は鮮明に
覚えているっていうのに・・・。
まだ思い出さないの?
ほら、あの日だよ。
僕は・・・
君ヲ殺シタダロウ?
・・・思い出した?
そっか、良かった。
・・・ごめん。
愛してたからこそ、殺したんだよ。
──解ってくれよ!!
だからこそ僕は、君をナイフで──!!
・・・待って。
今、気づいたんだけどさ・・・。
君は、僕が殺した。
死んだよね?
なら・・・今 僕と話している君は、
ダレ・・・?
—完結—
サスペンスホラーもどきです。
あの後、『僕』は
どうなったんでしょうね…
というか、僕は誰と
話してたんでしょうね…。
…ふふっ、あはははははは!!!←←
趣味度かー…68%かな。