短編集‥*.°
「正直、さっきのはマジで痛かった」
「…え??」
「…だから、お詫びとして」
真沢は私に近づいてきて…
「なっ、なにをする気!?」
や、やめて!
私は健全な女子高生なんだから!
保健室から逃げようとすると…
「バーカ、逃がさねえよ。
第一、許してねえし。ってな訳で」
『トンッ』
手を掴まれて、壁ドンをされた。
「今日からお前、俺の女な」
…は?
状況が呑み込めない中で、
思ったくだらない事は、ただ一つ。
…この展開は、本当に…
『桜風』に、ソックリだ。
保健室の開け放された窓から、
桜の匂いが漂ってきた。
—完結—
…人生 四度目くらいのラブコメです。
いや、基本は書きません。
友達にせがまれまして…ね……。
趣味度といえば…に、2%…。