光輝く未来へと繋ぐ……





       ズボッ!!!


     美輝「ぎゃあっっっ!!!」


   
   空き家だったのか……屋根が腐ってて



    お腹から下がスッポリハマった


   
  抜け出そうにも木がお腹に食い込んで


    動けない……。上がることも


    降りることも出来ない…………



      美輝「参りました」



      独り言を呟く美輝



   暫くボーーーーーッと過ごすが




  木がお腹を擦っていて痛みが増してきた



   痛みに耐えながら栄太が助けに

    来てくれる事を願っていた


   
 夜になって……不安と痛みで泣けてきた



   道をバタバタと何度も往復する音が

    聞こえるが、見えないから

    栄太かどうかも分からない……


   
    
  美輝「いや……怖い……痛い……助けて

      誰か………助けて………」


   人斬りに見付かったら困るから


      シクシク泣く美輝


    下で一人の足が止まった


     美輝「っっっ!!!」


       ガラッ!


   「はぁ~~~~~~~…………」


      
       グイッ!



   下から足を引っ張る誰か………


   美輝「痛いっっっ!!! いや……

     触らないでっっっ!!!」


   足を思いっきりブンブン振り回す


    何度か蹴りがヒットした





< 142 / 335 >

この作品をシェア

pagetop