光輝く未来へと繋ぐ……
ズボッ!!!
美輝「ぎゃあっっっ!!!」
空き家だったのか……屋根が腐ってて
お腹から下がスッポリハマった
抜け出そうにも木がお腹に食い込んで
動けない……。上がることも
降りることも出来ない…………
美輝「参りました」
独り言を呟く美輝
暫くボーーーーーッと過ごすが
木がお腹を擦っていて痛みが増してきた
痛みに耐えながら栄太が助けに
来てくれる事を願っていた
夜になって……不安と痛みで泣けてきた
道をバタバタと何度も往復する音が
聞こえるが、見えないから
栄太かどうかも分からない……
美輝「いや……怖い……痛い……助けて
誰か………助けて………」
人斬りに見付かったら困るから
シクシク泣く美輝
下で一人の足が止まった
美輝「っっっ!!!」
ガラッ!
「はぁ~~~~~~~…………」
グイッ!
下から足を引っ張る誰か………
美輝「痛いっっっ!!! いや……
触らないでっっっ!!!」
足を思いっきりブンブン振り回す
何度か蹴りがヒットした