光輝く未来へと繋ぐ……





   栄太「俺だよ…………何してんの!

       そんな所で………………」


     美輝「ハマってます」


   栄太「見れば分かるよ…………

      何でそんな事になってるの!」


   美輝「走りに夢中になって……

      迷子になって……暗くなって

    人斬りとか人買いに見付かったら

    困るから……屋根づたいに帰ろうと

    思ったんだけど……ハマって……

    木が食い込んで……降りることも

    上ることも出来なくて……」



   栄太「……………………………………」




   提灯を食い込んでるあたりを灯す


   栄太「っっっ!!!

      (腹から血が出てる!)

      大丈夫だから………………」


   美輝が取り乱さないように冷静に


       対処する栄太


     栄太「今は何処痛い?」


    美輝「お腹と………頭と……

       気持ち悪い………………」


    栄太「分かった。帰ったら

       玄瑞に診て貰おうな…………」


   
   美輝「栄太……酷いこと言ってゴメン」


   栄太「その話は後ね…………今から

        屋根登るから…………」



     ……………………………………



   
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