光輝く未来へと繋ぐ……




      スーーーーーー

   
   11時頃……襖が静かに開いた


 総司「私が美輝を担ぐから平助は荷物を…」

     ボソッと呟く総司

    平助「俺が美輝」ボソッ!

総司「起きて暴れたら…美輝は逃げ出す

    失敗は許されない」ボソッ

左之「じゃ、俺が担ぐから平助荷物」ボソッ

 平助「どっちにしても俺が荷物かよ」ボソッ


 平助が荷物を纏め、斜め掛けにした

平助「重っっっ!!!何これ!」ボソッ

 総司「………………………………

 もぅ!貸しなよ?持ってあげるから」ボソッ

  
 総司がエナメルのbagを斜め掛けにした


 総司「本当に重い……………」ボソッ
   

 左之「じゃ……美輝担いだら走るぞ

    屯所まで止まらねーからな」


      二人は頷いた


     左之「悪いな…」 

ヒョイッと美輝を持ち上げ肩に担いだ


 美輝「ぎゃぁっっっ!!! 何っ?」


    三人は無言で走り出した

   
 美輝「ぎゃあーーーーーーー!!!

    栄太ぁーーーーーーー!!!

    降ろせっ!馬鹿やろう!!!

   私が何したんだよっっっ!!!

  離せっっっ!!!変態っっ!!」

 総司「左之さんにして良かった…」


  美輝「左之……原田左之助……」

 左之「………………………………

       総司の馬鹿…………」

 美輝「っっっ!!! 沖田総司!

   壬生浪士組かよっっっ!!!」


  総司「はぁ~~~~~~~……

      全てお見通し…………」




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