光輝く未来へと繋ぐ……



 新選組が長州を追い、長州は美輝を追う




   鷹司邸にて
  
   
   輔煕に朝廷への参内のお供をし
 
   嘆願をさせて欲しいと哀願したが

   輔煕は玄瑞を振り切り邸から

     出て行ってしまった


  玄瑞は兵を逃がし、生き延びろと言い


    晋作、栄太を振り切り

 
   火が放たれた鷹司邸に戻った


     晋作は土方と対峙し


    栄太は総司と対峙している


  栄太「今はお前と戦ってる暇はない!」


  総司「直ぐに終わらせます。美輝は

       新選組に戻します」 


  土方「高杉……お前は俺が殺す」

 
  高杉「美輝に剣を教えたのは俺だ

        お前は俺に勝てない」 



    ……………………………………



  玄瑞は腹を出し、小刀を取り出した


     美輝「来ると思った」


   玄瑞「っっっ!!! 美輝!!!

     早く出ろ!!!屋敷が崩れる」


   美輝「玄瑞と一緒に出るよ」


   玄瑞「俺は此処で終わらせる」


   美輝「此処で長州を見捨てるって事?」


   玄瑞「馬鹿を申すなっっっ!!!

      俺は武士として……………」


   美輝「長州は……天下を取る……

      見届けてから死んでも

      遅くはないよ?」


   玄瑞「悪い……俺には俺の志が……」


   美輝「私の命は助け、お前は

      私の目の前で死ぬの?」


   玄瑞「そうだ」


   美輝「じゃ……お団子にしますね」


       ズガンッ!!!

  
  座っている玄瑞にカカト落としをかまし


    帯を解いて捲り上げ首で縛り


     髷を取り急いで御団子


    丁寧に結んでる暇はなく


    髪はハラハラと落ち、無様だ


   気を失ってる玄瑞の御団子部分を


   掴み、引きずりながら庭へ出た




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