光輝く未来へと繋ぐ……



  四国屋……


栄太「っっっ!!!美輝っっっ!!!」


 晋作「やられた……いつも美輝が聞いてる奴と布団が荒らされてる……」


 栄太「すぐに取り返さないと!!!」


 晋作「狼の巣へ乗り込む気かぁ?

    殺されに行くようなもんだ」


 栄太「でも美輝はあらゆる情報を

    持ってるんだっっっ!!!

    拷問にかけられたら………」

 
  晋作「何とかして取り戻すから

     アホな真似はすんなよ?」


  栄太「晋作…早くっっっ!!!

    狼の情報を掴めっっっ!!!」


  晋作「分かったから落ち着けよ」


 栄太「落ち着いてなんかいられない!

   美輝……………………………」



  ーーーーーーーーーーーーーー




 屯所……土方の部屋にて


   美輝「……で?何………」

   土方「黙って座ってろ」

  美輝「暇……走ってきて良い?」

      土方「走る?」

 美輝「豊玉が俳句が好きなように

    私は走るのが好きなの……」

 土方「ちゃんと静かに待ってたら

    後で付き合ってやる………」

    美輝「走れんの?」

 土方「………………………………

       馬鹿なの?

    1才の赤子でも走れるだろ」

 美輝「ふ~~~~~~~~ん……

       半刻は走るよ?」

   土方「長いっっっ!!!」

 美輝「本当は一刻は走りたい……」

 土方「馬鹿なんだな……お前……」

 美輝「ムカつく奴……一刻も早く

     天に召されよ…………」 

 土方「……………………………

    口の達者な餓鬼だな……」

美輝「光栄です……。帰りたい……」

土方「はいはい。その口を閉じとけ。

  走ってやんないぞっっっ!!!」


  ふふふふふふふふふふふふふふ

  
 私の走りを馬鹿にするなよ………


   絶対逃げてやるっっっ!!!




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