光輝く未来へと繋ぐ……
 



   
そして……暫しの説教time


  足が痺れたので胡座になる美輝


 土方「……………………………

       正座しろ………」

  美輝「正座は走るのに良くない…

   未来で正座するのは葬式のみ

  だからこの時代の人間は小さいし

    足が短い……分かった?」


  土方「郷にいれば郷に従え」


 美輝「無理やり連れてきてそれはないよね

  郷に入りたかったら郷に従うのは

     当たり前。だけど

 郷に入りたくないのに郷に入るのは

     道理が通らない……」


 土方「屁理屈ばかりだな…………」

 美輝「気に食わないなら追い出したまえ」 

     土方「黙れ……」

 美輝「子供捕まえてそれはない」

  土方「…………………………

   お前…泣かないんだな……」

 美輝「まだ泣くほど辛くない……

    最後に泣いたのは河原で

    お前に追いかけられた日。

  未来に帰る手段が見つからないし

  お父さんお母さんに会いたいし

  寂しくて泣いてた。そしたら
   
    お前に追いかけられた」


 土方「……………………………」


美輝「甘えたくても甘える相手はいない

  今日は走らせてくれてありがとう

   楽しかったし、スッキリした……」

   
     土方「悪かった」


 美輝「っっっ!!!鬼が謝った……」


土方「まだ小さいのに巻き込んで悪い

      平助と遊んでこい」

   
 美輝「早く未来に帰ってお母さんに

    抱き締めて貰いたい……」


  土方「…………………………」


   美輝「平助と遊んでくる」


   
  ……………………………………


   
 
< 25 / 335 >

この作品をシェア

pagetop