光輝く未来へと繋ぐ……

　　　美輝「女には分からない事

　　　　　　　なんでしょうけど………」


　　　土方「では……半分だけ……」


　　　　美輝「土地だけ買うのか？」


　　　土方「……………………………………」


　　　美輝「新選組はｺｼﾞｷ集団に

　　　　　　　成り下がるのですね」


　　　土方「はぁ～～～～～～～………」


　　　美輝「これでも足りないだろうから

　　　　　　　　　お金作って」　


　　　土方「分かった。有り難く頂く」


　　　　　美輝「その代わり………」


　　　土方「寺は外す」


　　　美輝「それから栄太と晋作殺さないで」


　　　土方「それは約束出来ない」


　　　美輝「自ら殺しに行かないで」


　　　土方「長州の幹部だぞ？」


　　　美輝「私の兄です」


　　　土方「……………………………………

　　　　　　　お前がいるとやりにくい」


　　　美輝「長州側に戻りましょうか」


　　　土方「後ろから斬り付けてやる！」


　　　美輝「まぁ素敵っっっ！！！

　　　　　　兎に角！寺への移転は禁ずる」


　　　土方「偉そうに…………」


　
　　　　ーーーーーーーーーーーーーー



　　　美輝「野口さ～ん！美輝ですよ」


　　　武田「今行く」

　　　
　　　　　……………………………………


　　　武田「お前は寝るだけなのに何故

　　　　　　毎日勉強会に出るんだ？」


　　　　美輝「笑いを求めに………」


　　　武田「伊東さんは素晴らしい方だ！」


　　　美輝「私に媚び売っても見返りは

　　　　　　　無いですよ？」


　　　武田「お前……ひねくれてるな。

　　　　　　これは媚びではなく尊敬だ」


　　　美輝「あなたはあの髪型に憧れて

　　　　　　　いるのですかっっっ！！！」


　　　　武田「勉強会っっっ！！！」


　　　美輝「野口さんは……佐幕では？」


　　　武田「今は尊王攘夷に傾いてるな」


　　　美輝「あっそ」

　　　
　　　武田「聞いてきたくせに…………」



　　本当は嬉しかった。純粋に媚びを売らず

　　伊東さんを尊敬しているようだし……。


　　　誰に殺されるんだ？野口さんは…。


　　　平隊士とも一とも言われてるが……


　　　一はその頃、御陵衛士だから……

　　　
　　　　　　可能性は低い………