光輝く未来へと繋ぐ……
桂「では、この湯飲みが
割れてしまったとしましょう。
故意ではないにしろ、これは
栄太がとても気に入っていた湯飲みだ
美輝ならどうする?」
美輝「米粒すり潰して割れた箇所を
くっつけて、お店で全く同じ物を
作らせる。バレないように。
粉々だったら土に埋めて
私は知らないとしらを切る!
墓場まで持って行く秘め事……」
栄太「何処いらへんが役立った?」
桂「答えはどうでも良い。
知りたいのは、どう動くか?
この時代の人間は絶対やらないことを
美輝は素知らぬ顔してやる
もしくは出来ない事が出来る。
美輝の行動を見たい」
美輝「すっごく優しく馬鹿にして
下さって光栄です」
桂「ほら……。この時代なら絶対
こんな事言わないだろう?
未来のオナゴは強くなるんだな」
美輝「私は未来で力はありましたが、
精神面で強い方ではないですよ?
ヤンキーに絡まれたら逃げますし」
桂「ヤンキーとは?」
美輝「新選組の女バージョン
バージョン。バージョン……女版?」
晋作「人斬り集団か!!!」
土方「おいおい」
美輝「人は斬らないけど、目があったら
殴る蹴る。金取られる」
土方「俺らはそんな事しねぇよ!」
美輝「泣く子も黙る…と、言うことね」
桂「美輝なら倒せるだろ」
美輝「五~六人なら出来ますが、
固まってる生き物なんでね……
百人で鉄パイプ振りかざしてきたら
私は死にますからね。逃げます」
土方「先の世のオナゴは恐ろしい……」
美輝「えぇ。恐ろしい……」
晋作「お前が女新撰組を作るんだな?」
美輝「作らねぇよっっっ!!!」