光輝く未来へと繋ぐ……
美輝「私、平助と夫婦になりたいの
平助は連れて行かないで」
伊東「あなたも来るんですよ?」
美輝「…………………平助が行くなら
行くけど、新選組に何かしたら
私は新選組の味方に付くよ?」
伊東「何かとは?」
美輝「そんなの知るかっっっ!!!」
伊東「祝言挙げなさい。祝福しますよ」
美輝「どうも。あなたは一生
挙げる事の出来ない素晴らしい御祝いですね」
伊東「鼻の下に何か付いてますよ?」
美輝「はいはい。そうですね。
吹き出物ですよ。」
伊東「クスッ! 平助を幸せにしてやって下さい」
美輝「誰も私を幸せにはしてくれないんですね?
はいはい。平助を幸せにします」
伊東「平助は……天涯孤独の身です。
人一倍暖かい家庭を望んでます。
あなたが妻なら平助はいつも笑っていられるんでしょうね……。
小さかった平助を育てたのは私です。
平助を幸せにしてあげてください。
そして、あなたも天涯孤独の身です。
あなたも平助に幸せにしてもらって下さい」
美輝「…………………妖怪………」
伊東「はい。お終い!仕事があるので
部屋へ戻りなさい」
ギューーーーーー!!!
妖怪に抱き付いたのは美輝だった。
美輝「ありがとう。凄く嬉しい……
平助のお父さん……幸せになるね」
伊東はポンポンと美輝の背中を叩く
伊東「あなたのことも娘の様に思ってますよ」
美輝「妖怪……優しくしないで。
調子狂うよ………」ウルウル
優しく抱き締める伊東
伊東「美輝………鼻の下に何か付いてますよ」
ドーーーーーーーーーーーーン!!!
伊東を力の限り突き飛ばした
美輝「妖怪………ありがとう………」
スパンッ! スパンッ!
調子狂うよ……。まったくぅ……。
好きな人が出来ると……戦えなくなる……
やめてよ………優しくするの………