光輝く未来へと繋ぐ……




その後、何度も伊東は密会を繰り返し

新八や一にも声をかけた。

島原へ四日間も無断外泊し謹慎中



ーーーーーーーーーーーー



平助「俺は伊東さんについて行くよ。

美輝はどうする?」


美輝「……………………………………」


平助「ごめん……。来てくれ」


美輝「うん……分かった……」ポロポロ


ギューーーーーー!!!


平助「泣かないで?新選組が好きなのは

分かってる………」



死へのカウントダウン……平助……

死なないでよ………お願いだから……



美輝「…………………平……助」


平助「頼む……泣かないで……」


美輝「無理!! でも、私は平助の為に

生きるから………行くよ」


平助「ごめん……美輝を置いてはいけない」


美輝「私も平助と離れたくないから良いの」


平助「……………………………………」



ーーーーーーーーーーーーーー



美輝「義豊……座敷わらしでごわす」


土方「どうぞお入り下さい」


美輝「ふっ! 座敷わらしは……

新選組を出ることになりました」


土方「っっっ!!! 決まったのか?」


美輝「平助はもう決めてるし、

ついて来てくれって……」


土方「平助と話す」


美輝「いい…。平助を困らせないで」


土方「…………………。行くな」


美輝「言ったよね……。私は……

平助の為に生きるって……。」


土方「漸く……尊皇攘夷になって……

高杉達とも仲間になれたってのに……

お前らを敵に出来るわけないだろ!!」


美輝「義豊………」


土方「頼む……行かないでくれ……頼む……」


美輝「(ポロポロポロポロ)平助の……

意思を………尊重する……。ごめん」




< 312 / 335 >

この作品をシェア

pagetop