光輝く未来へと繋ぐ……
美輝「豊玉ありがとう」
土方「あぁ…。お前は特別だからな
それから豊玉って呼ぶなっ!」
美輝「特別扱いしないで?
虐められるから………」
土方「餓鬼を苛める奴はもっと餓鬼だ」
美輝「それでも……私は平隊士だから
自分で決めたんだから……
郷に入れば郷に従う」
土方「分かった」
美輝「走りたいなぁ~~~~」
土方「走るって何が楽しいんだ?」
美輝「いやぁ~……
自分のベストが一秒でも上がると
頑張った甲斐があるなぁって…」
土方「あんだってぇ~?」
美輝「あぁ…。早さが早くなるほど
やり甲斐がある
毎日走ってる時は辞めてやる
って思うけど…走り終わると
達成感で一杯になる……
試合で…ずっと勝てなかった
相手を抜かした時は……
泣くほど嬉しい。負けたら
悔し涙…どっちでも泣くけど
走るのは私の人生かな………」
土方「俺にとっての剣だな……
後よ……新選組ってぇのは
何なんだ……平助は……
そいつらに殺されるんだろ?」
美輝「……………………………
そうだね………」
土方「長州か?」
美輝「幕府」
土方「っっ!!幕府と戦うのかっ!」
美輝「そうだね……私も
新選組と戦う日が来る」
土方「デカい組織か?」
美輝「まだ今は小さいけど…
最終的には200越える
デカい組織になる……
其処の副長は…相当の遣り手で
凄い奴だよ……。本当に……」
土方「そうか………………………
強敵になるな……………」
美輝「クスッ! そうだね…………」