光輝く未来へと繋ぐ……





  危ない…危ない…平助の人生を


   変えるところであった…………


 この時代の人間ではない私が恋など


     以ての外っっっ!!!


  私は見守る側に徹底しなければ


    ならないのにっっっ!!!



  ……………………………………




  襖に耳を傾けて聞いていたのは…


      土方と左之


土方「何なんだよ!あいつら!」ボソッ


 左之「焦れったいなぁーー!」ボソッ


 土方「ただの餓鬼だな…………」ボソッ


 左之「平助の奴……情けねぇ!」ボソッ



  ……………………………………
    


  美輝「大阪……今頃大変だよ……

    斬り合ってる筈だよ………」


平助「っっっ!!! 何っっっ!!!」


 美輝「大阪力士乱闘………有名……」



      スパンッ!



  土・左「あんだってぇ~~~?」


   平助「聞いてたの…………?」


 土方「美輝!そんなことより何だ!

    斬り合いってっっっ!!!」


  美輝「聞いてたんだね…………?」


 左之「壬生浪士組は大丈夫なのか?」



  ……………………………………



 起こるであろう大阪力士乱闘事件を


     大まかに話した


 美輝「……………………………………

         と、言うわけ」


 土方「はぁ~~~~~~………

      芹沢さん……………」


 左之「総司や新八、一もいるのに

    何やってんだっっっ!!!」


  美輝「まぁ……襲撃されたら

   やられっぱなしになる訳にも

    いかないんだろうね………」


 土方「だとしても…六角棒で来たなら

    抜刀するのはどうなんだ!」


 美輝「何だっけ……武士のが階級が

 上だった場合、斬り合いになっても
  
    許される制度………………」






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