光輝く未来へと繋ぐ……




  美輝「私の為に…平助の人生

     無駄にしないで?

     あ~!お蕎麦来た!

    いただきま~~~~!!」


   平助「無駄って何だよ……」


  美輝「私は…突然此処に来たから

   突然帰るかもしれないじゃん」


    平助「美輝……………」


 美輝「だから、人間の寿命なんて

     あっと言う間だし…………

     特に武士の平助は…………

   こんな私に時間使ってないで

   楽しんで欲しいのでごわす」


 平助「お前…自分のこと考えろよ?」

  
美輝「お兄ちゃん…豊玉みたいだよ?」


  平助「お兄ちゃんじゃねぇし

 土方さんみたいに過保護じゃねぇ!」


   美輝「そうでもないよ?」
  

  平助「イヤイヤイヤイヤ 違いますよ?

  あんなに煩くないし…あんなに

  怒らない!土方さんはいっつも

   眉間に皺寄せてるからな……

   俺はあぁはなりたくねぇ~~」



     ゴンッッッ!!!


    
 土方「小粒…偉そうに何言ってんだ」


  悶絶している平助の横に座る土方


平助「鬼がいるならいると言えよ!美輝」


   美輝「ケラケラケラケラ だって………

      ずっと喋ってるし

   こうなることを望んでたし!」


 平助「もぅ手ぇ繋いでやんないぞ」


 美輝「あれはっ!旦那さんだからね?

     今したい訳じゃないよ?」 


  平助「ふ~~~~~~~~ん

   じゃあ繋がないっっっ!!!」


   土方「何だ?こいつ……

    俺も天ぷら蕎麦頼む!」


 美輝「私がお婆ちゃんになったら

 旦那さんと手を繋いで歩いていたい

  って言ったら平助が勘違いしたの」


   土方「手を繋いで歩く?」


 美輝「未来は恋仲も夫婦も老夫婦に

   なっても、手を繋ぐ人がいるの

  お婆ちゃんお爺ちゃんが手を繋いで

  歩いてるの見ると微笑ましくて…」


  平助「俺が嫁に貰ってやるって

      言ったら……

      結構です!!!

      だぁってよ……」


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