ご主人様に恋をしたっ‼︎ ~甘々いじわる編~
頬をするりと撫でる、優しい手の感触。


怒っていたことも忘れて、一颯のキスにドキドキする。


「ほら、やっぱり。
おとなしくなった」


「…っ」


耳元で囁かれる声も、いつもより低く感じる。


「千亜は、おねだり上手だな?」


「ち、ちがっ…」


暗くてよく見えない分、からかうような言葉にも体温があがる。

< 82 / 87 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop