キミのとなりで。
部活が終わった。
私の帰る道と、拓也の帰る道は一緒で、
いつの間にか一緒に帰っていた。
「ねえ・・1つ聞いてもいい?」
私は拓也に話しかけた。
「ん?」
「噂・・知ってる?ウチらの。」
噂というのは、
拓也が私に告った、とかいうやつ。
「あー・・、うん。」
∑知ってるんだ
「ええとー・・あんな噂どこから来たんだろーあはは・・(汗)」
私は苦笑いした。
すると、拓也は急に真剣な顔になった。
私は、このムード的に告られると想った。
「あのさあ・・明日の部活って体育館?」

部活のことかよ!!
うわー自意識過剰(?

私は勘違いして、恥ずかしくて顔が赤くなった。

「体育館・・だと想うよ?w」

「今日宿題多いんだよねー・・最悪」

おっとスルーされた∑
友里恵は21のダメージをくらった!
そしてそれを拓也にハネかえす!

「ウチ宿題ないしー♪
てか宿題なんてあるとしても簡単すぎて反対に最悪ッ!
多いぐらいで最悪ー?嬉しくなーい?
最悪とか馬路ありえないんだけどー」

拓也に21のダメージ。
・・と思いきや50以上のダメージをくらった。

「うっ、お前・・言うなー」
「ふ腐腐腐腐・・」
笑い方がアブナイ。

「あ・・おれ、この角で曲がるから。」
「え?拓也はこの道をまっすぐぢゃないの・・?」
「ん?あ、ああ。あーえーと・・
今日塾なんだ。」

あれ?
拓也って塾なんて行ってた・・?

私は後を追いかけることにした。
いわゆる・・・ストーカー。

気づかれないようにそっと歩く。

「・・・・友里恵?」
っちくしょう!!!!
バレたー!

「ッあ、拓也ww
えとー・・
ウチ、今日寄り道していこーかなーなんてww」
「・・へえ」
「拓也って・・どこの塾?」
「ん?・・・あ、時間ねえや、ごめん!」
拓也はひたすら走る。

気づくと、自分も走っていた。
・・てゆーか、まだストーカーしてた。





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