キミのとなりで。
今日は土曜日で、
私と拓也は試合だった。
学校に7時までに来るようになってたが、
私たちは何故か6時に来ていた。

「・・友里恵?」
私が座っているのを見かけたよう。
「た、拓也・・」
「えっとー今日って・・・」
「私も間違えたの。今日は集合時間7時。」
「そうかぁ・・」
拓也はポケットから飴を出して、
私にくれた。
「はい、飴。」
「あ・・ありがとッ」
「昨日・・ごめんな?」
「えっ?あ、全然ー
てか、ウチこそ・・ごめんorz」

ちょっと沈黙。

「拓也・・・
私、拓也のことが・・好きなの!」

拓也は舐めていた飴を口から吐く。
せっかくの告白が・・台無し

「あ・・じゃあ付き合う?」
いきなりの言葉で私はかなり動揺した。
「えっと・・・あ・・え?」
「好きなんだろ?じゃあ付き合おうよ」
「えっと・・うん(恥)」

すると、拓也はほっぺにキスをした。
なんだか、嬉しかった。

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