願い事叶えます
「僕は、始めから喋れた訳じゃないんだ。
ホシが僕を喋れるようにしてくれた。
僕も"星に触れた"んだ」
ケンは軽く目を丸くした
そしてシロが続きを言うのを待った
「僕は…僕は友達が欲しかった。
でも僕はただの野良の白猫で何もできなかった。
1ぴきで餌を取ることもできない。
特技もない。
人間に媚びを売る方法も知らない。
そんな僕の相手をする猫はいなかった」
そんな時、シロの前に星が現れた
猫が願い事なんて、と誰もが思うはず
でもシロは願った
友達をください
(あなたの願い事受けとりました)