願い事叶えます
突然箒は高度を落としはじめた
ケンのアパートが近づいてきたのだ
「…私が…この仕事を…ってる…は…」
風の音でよく聞こえない
もう少し大きな声で言ってくれ
箒はケンの部屋の入り口まで2人を運び、ケンは箒からおりた
ホシも箒からおり、ケンを見上げ微笑んだ
「これであなが聞きたいことは言いましたね」
「…ああ」
でも
あの時、何て言ったんだ?
まるで独り言のように呟いていた言葉…
「いや、もう少し聞きたいことがあるなあ…ホシ」