願い事叶えます















私があなたに私のことを忘れろって言ったのは


私はあなたの事を考えて言ったのですが







もしかしたら身勝手な言葉だったのかもしれませんね






ホシは箒に乗りケンのアパートに向かいながら苦笑した













「ホシ!」



ふと地上を見るとシロがたくさんの野良猫を連れ、ホシを見上げていた




ホシはシロのもとへと降りた




「ケンとは会ったの?」



「ええ」



「おこってた?」


「…ええ」



「でもホシが悪いんだよ」




シロに言われホシは口を尖らせた




「分かってますよお…」




ホシはシロの後ろでにゃーにゃー鳴いている野良猫を見ながら言った






< 69 / 100 >

この作品をシェア

pagetop