願い事叶えます


「ねえねえホシは知ってる?」


白猫はホシの頬に頭を寄せながら言った


「何をですか?」


「″かつお″って魚がとんでもなく美味しいんだって。野良猫達の間では高級食材なんだって」


「へえ」


ホシは相槌をうちながらもほとんど話しは頭に入ってこなかった



何か考え事でもしようかと思ったとき、突然ホシはあるものを感じた


ホシはやっとこの暇な時間から抜け出せる、と嬉しそうに笑った


「もしかして?」


そんなホシの様子を見て白猫も顔を輝かせた


「ええ」


ホシは頷いた




「人が″星に触れました″」




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