願い事叶えます



時間の流れが一瞬止まったのかと思った



ジャックを見つめていたホシは思った



そんな風に思うほどジャックの表情が固まったのだ




そのツキが言った言葉だけで



言葉ってなんて残酷なんだろう


人を涙が出るほど喜ばすこともできれば涙が出ないほど傷つけることもできる


まさに刃だ




ジャックは崩れ落ち地に膝をついた



「ジャックさん…!」


ホシが慌てて青白く光る彼の肩に手を置き、彼の表情を伺い、今度はホシの表情が固まった





聞こえないほど小さな声、いや声は出していなかったのかしれない

けれども彼の唇は微かに動き言葉を紡いでいた









『すぐに行く』


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