Wonderful love
試合開始!

「おぉ すげぇ」

「あいつ本当に一年生なの?」

「知らんけど本当うまいな」

「同級生の一八よりうまいんじゃね?」

「しかも 可愛いしね」

はぁ?俺よりうまい?俺が女子に
負けるわけねぇだろ

てかそんなうまくなくない?
俺はイライラし始めた。

「由奈ちゃんやるなぁ

ね 一八?」

「はぁ?由奈って誰だよ」

「お前がカバンぶつけた子だよ

いやーやっぱすげぇー」

「どこが? 対したドリブルもやって
ないし、あんな俺だってできるし

ぜんっぜんすごくない」

本当すごくない なにあの人

俺があの人に負けるわけがない

しかも女子だよ?いやいや

絶対俺の方がうまい

「ねぇ 一八イライラしてる?」

「してねぇよ」

「そっか ならいいけど」

「はい 試合終了!」

制服に着替え 帰ろうとしたら

先輩が走ってきて
「土曜日の試合女子対男子になった
負けるなよ笑 じゃあな」

はい?なんで?女子対男子とか
マジでありえん。

家に着いたらご飯も食べず寝た。
< 7 / 10 >

この作品をシェア

pagetop