【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
折角の、先輩とのランチのチャンスが~~~ッ?!
私の目に涙の幕が張る。
『オラ、行くぞ。ノロマ、…ッて何すんだテメェ!!!』
「うるさいッ!」
レイのプリティなお尻をベシッと叩くと、ペチャっと地面に落ちた。
それだけでは私の怒りは収まらず、キョトンと私を見上げてくるレイをこれでもかと言うほど睨みつけてやった。
そんな私の様子に驚いた顔をしたレイに一瞬、胸が痛くなった…けど、もう知らないんだからッ!
プイッと顔を背け、先輩の後へ続いて歩き始める。
『………』
涙を堪えている私の事を複雑そうな顔で後ろから見つめるレイの事など、私には知るよしもなかった---