【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「光が見えたんだ」
「光?」
「そう、凄く神々しい光。でもその光はすぐに消えてしまったんだけど、アレって何だったと思う?大西さん」
「………」
それはもしかすると…、
セリュの姿が見えない先輩は、光として見えていたのかもしれない---
でもそんな非現実的な事を言えない私はどうしたものか…、と考え込んだ。
考えたところで答えは出なくて---
「…光の反射でそう見えたんじゃないんでしょうかね?」
「光の反射?」
そう言うしかなかった。
私の考え出した答えに首を傾げた先輩は、すぐに納得したように頷いてくれた。