【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「チカ」
「は、はい?」
ドッキンッ---
さっきまで早かった心臓の鼓動が、徐々に治まってきた。
と思ったら、レイから声をかけられまた私の鼓動が早くなってしまう。
なんかレイ達が来てからずっと私の心臓は、忙しなく動いている。
これでは自分の寿命が心配だな…、とこっそり思いながらレイに顔を向けた。
レイはゴロンと横になって、少しばかり眉を下げ情けない顔を私に向けている。
いつもの強気な顔はどこえやら?
今はそんな影さえ見せず、私を心髄に見つめる。