【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~
「シトリーがすまなかったな」
「あ、ううん…。あの人ってレイとどんな関係なの?」
そう言えばレイの従者って言ってたっけ?
レイが私に手を伸ばし、そしてクイクイっと袖を引っ張ってきた。
もしかして横になれって事なのかな?
ゴソゴソと布団に身体を横たえながら、左隣にいるレイに身体を向けた。
二十センチ程離れた位置にある顔は今もなお、いつもとは違う真剣な瞳で何か…ムズムズする。
だから本当はレイから視線を逸らしたいんだけど…、
逸らす事が出来なかった。
だってレイの瞳が逸らすなって言ってるんだもん。
視線が逸らせないなんて辛い…、と言うか恥ずかしいなぁ。