【完】ときめき☆アドベンチャーゲーム ~悪魔と天使~


「あいつは俺を守る為、俺が生まれた時からずっと従者として傍にいるんだ」


「従者…。レイを守るべき人がどうして私をどこかに連れて行こうとしたの?」



「それは…、本当に分からないんだ。シトリーはいつも俺を守っているようでいて、そうではない気がする」


「どう言う事?」



レイの視線が私から逸れ、瞳を閉じ考え込んだ。




少し眉間にシワを寄せているレイのその表情はいつもよりどこか大人びて見え、私はその顔に魅入ってしまった。


よく見ると可愛いその顔は非常に整っているから、本当の年齢通りの姿になったらカッコイイのかもしれないなぁ…。




ちょっと見てみたいかも---


なんて思いながらジッとレイを見ていたら、パチッと瞳を開けたレイと視線がバッチリ合った。




うわっ---



恥ずかしくて思わず、視線を彷徨わせてしまった。






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